高等専門学校の演習教室での活用事例| リモートコントロール/遠隔操作・授業支援ソフトのNetSupport(ネットサポート)

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NetSupport School 導入事例

NetSupport School

導入事例

演習授業の教室でNetSupport Schoolを活用
全国一斉テストのCBT対応など変化する
授業形式に対応

高等専門学校で、教室の統合をきっかけに導入。BYODへの変化にも対応

高等専門学校の演習教室での活用事例| リモートコントロール/遠隔操作・授業支援ソフトのNetSupport(ネットサポート)

パソコン更新のタイミングでNetSupport Schoolを導入いただいたお客様の事例をご紹介します。

NetSupport Schoolが得意としている使い方「教室統合への対応」をきっかけに導入いただきましたが、その後、コロナ禍を経て変化していく学習環境に柔軟に対応しながら、「授業のクオリティを上げる」「学生の学びを促進する」これらの目的を継続的に達成していらっしゃいます。

01 「NetSupport School」導入に至った背景と導入後の効果

NetSupport School導入前はパソコン室でのパソコンを使った授業に関していくつか課題があり、システム更改時には、総じて「効果の高い授業を行いたい」という目的がありました。


学生の画面をモニタリング

一般的な教室と同様に、当校のパソコン室も学生と教員が向かい合う構造の教室で、教員から学生が作業しているパソコンの画面が見えないことを課題に感じていました。

学生が何か躓いていた場合には適切なサポートをする必要がありますが、1人のサポートに時間がかかりすぎては教室全体の授業進行を止めることになり、それも避けたい。教室全員の進捗を把握しながら適切なタイミングでサポートをするために必要になるのが、学生の画面をモニタリングし端末で行われている作業をチェックできる仕組みでした。

NetSupportの導入によってこれらの課題は解消できましたが、「学生がより授業に集中するようになった」という副次的なメリットも感じています。

理由はおそらくですが、新しいシステムを入れることによって学生全員の画面が見えるようになる、というアナウンスにも効果があったのかもしれません。そのような告知が、関係ないサイトのブラウジングなど集中力を散漫にさせることへの抑止力として働いたと感じています。また、教員のモニタリングによる適切なサポートによって授業へのモチベーションも上がったようで、この機能は授業全体のクオリティを高める高い効果が得られていると感じます。



教室の統合と教員画面の共有

導入を検討していた時期はちょうどカリキュラムの改定が行われました。クラスをまたいだ合同授業の方式ができ、1つの授業を受講する学生の数が増加したため、30台ほどのパソコンを設置していた1つのパソコン室だけでは収まりきらないようになり、2つのパソコン室を統合して授業を進める必要性が出てきました。

1つの部屋には授業を進める教員、もう一つの部屋にはアシスタントの教員を配置する進行を想定した場合、それを支援するシステムが必要でした。

また教室の統合にも関係しますが、大きな部屋での演習となると特に後ろの席に位置する学生から教卓が見えにくい、という問題が発生しました。パソコン演習の授業であるにも関わらず資料を紙で配布するというアナログな対応を行い一時的にしのいでいましたが、根本的に解決する必要がありました。

これら教室の建付けに関する課題もNetSupport Schoolで解決できました。具体的な使用方法としてプログラミングの授業を例に挙げると、学生はモニタの1/4を使って教員が作業している画面を確認し、3/4の領域で自分の作業を行っています。このような使い方で、情報処理を始め設計など様々な授業を進めやすくなりました。



全国一斉テストのCBT対応

NetSupport School導入の背景としては、試験のオンライン化も挙げられます。
全国の高専でCBT(Computer Based Testing)による一斉テストの実施が決定し、その対応が急務でした。オンラインでの試験を公平かつ公正に実施することは大前提で、そのために特定サイトへアクセスできないようにする、つまりネット接続をコントロールする必要がありました。

ファイルを全てのパソコンに一斉に配布することができるので、試験サイトのURLを教員のパソコンから学生に一斉に配布するといった、進行のしやすさの観点から教員側のメリットも非常に多く感じています。

また、厳格に管理されている試験であるというアナウンスが不正への抑止力となり、また、受験する学生たちへの安心感にもつながったと思います。

高等専門学校の演習教室での活用事例| リモートコントロール/遠隔操作・授業支援ソフトのNetSupport(ネットサポート)

02 「NetSupport School」導入の決め手となったポイント

予算内で課題を解消できる仕組み

システム更改を行うタイミングで、上記の課題を解決しながら授業のクオリティを上げることができる仕組みを比較検討していました。その中で、システム構築や運用でお世話になっていたSIerさんから紹介され、初めて知ったのがNetSupport Schoolでした。

「このようなことを実現したい」という希望は、製品を知れば知るほど「実現できる」という確信に変わっていきました。比較検討した他の製品は予算が合わないものがあり、それらは検討の俎上に上げることはできませんでしたが、買い切り型のソフトウェアであるNetSupportは費用負担も軽く、そのことも検討を積極的に行えた理由です。

最終的には「NetSupport Schoolは実現したい機能が充分に備わっており、他の予算を削ってでも導入したい」と結論を出しました。

03 コロナを経てBYODへの変化

導入当初は「パソコン室」として3つの教室で稼働していました。プログラミングの授業などで、学生がパソコンのある教室に集うというのが使い方の主流でした。

その後、情報に関連する新しい学科が設立されたタイミングでほぼ全ての学科で入学時にノートパソコンが必携になり、「自分のパソコンを使う授業」「自分のパソコンとパソコン室のパソコンの両方を使う授業」など、授業の形式にも変化が出てきました。

また時を同じくしてコロナ禍がありましたので、教室内のパソコンは情報処理や設計などの演習に使い、資料を見るなど、学生は自身のパソコンを使って作業を行う、そのようなBYOD (Bring Your Own Device)の使い方が主流になってきました。

3部屋あったパソコン室は「ICTラボ」に名称が変わるとともに、現在は2部屋になっています。導入当初はパソコンの台数を確保することを注視していましたが、学生が自分のノートパソコンを持参するようになった現在では、ICTラボのパソコンは台数よりもスペックを重視するようになっています。同時に、NetSupport SchoolをインストールしているICTラボ設置のパソコンの台数は減りましたが、代わりに貸出し用のノートパソコンにインストールしています。これは学校建屋の中で自由に使えるパソコンとして学生に活用されており、結果として導入から現在まで使用しているライセンス数は変わっていません。

導入から現在まで、当校のパソコン環境は変化を続けていますが、NetSupport Schoolはその変化に寄り添う形で活用を続けています。当初の希望であった「授業のクオリティを上げること」とそれによる「学生の学びを促進すること」の目的は継続して達成し続けており、多くの教員から使い勝手が良いと評価もいただいています。今後も活用し続けたいと考えます。

「NetSupport」は、一度の購入で永続利用の可能な買い切り型のライセンス体系です。
製品版と同じ機能が30日間無料で使用できる体験版もご用意しました。ぜひお気軽にお試しください。