遠隔操作ソフトウェア「NetSupport Manager」
NetSupport Managerとは、離れた場所にある多数のパソコンやサーバーを管理者のパソコンで遠隔操作ができる、リモートコントロールに適したソフトウェアです。
1989年の発表以来30年以上にわたって開発が続けられており、世界120ケ国・2,100万台を超えるシステムで利用されています。安定した、そして安全なリモートコントロール環境を提供します。
v14リリース
バージョン14は、直感的なレイアウトとリボンメニューを備えた新しいユーザーインターフェイスになり、ツールをよりすばやく簡単にナビゲートできます。
新しい機能には、接続ポイントでのセキュリティを強化する二要素認証(2FA)に加えて、ゲートウェイサーバーのSSL / TLS証明書が利用でき、セキュリティ機能が強化されています。
また、ゲートウェイサーバーでは負荷分散の機能が追加され、パフォーマンスと信頼性を向上させます。
※NetSupport Manager v14のリリースに伴い、新規ライセンスの v12.8は販売終了となります。
NetSupport Managerは「IT導入補助金」登録のITツールです
NetSupport ManagerはIT導入補助金「通常枠」に登録されています。NetSupport Managerを導入したお客様が補助金の要件を満たしている場合には、導入費用の1/2(最大150万円)が補助されます。補助金の活用について詳細はこちら「NetSupport Managerは「IT導入補助金」登録のITツールです」をご参考ください。
様々な業種のお客様にリモートコントロールやリモートメンテナンスでご活用いただいており、
特に費用対効果の高さと操作のしやすさで評価をいただいています
NetSupport Managerの特長
複数のリモート端末を1台で遠隔管理
1対1でのリモートコントロールではなく、1台の端末から同時に複数のリモート端末に接続ができます。また、ユニークな機能として、複数の端末から同じリモート端末に同時接続することもできます。
1台の端末から同時に複数のリモート端末(緑色になっている端末)に接続している状態です
リモート端末を管理しやすいようにグループ化することができ、そのグループの下にサブグループを作成し、リモート端末を管理することができます。
安全な接続
リモート端末との接続は、セキュリティキー、PINコードの認証やIPアドレスで接続制限をかけることができます。また、ファイル転送やリモートプリントなどのリモートコントロール機能は、個々にアクセス制御の設定ができ、不正アクセスによる情報漏洩のリスクを低減できます。
リモートコントロール時の通信は、56bit(DES)、64bit(Blowfish)、128bit(Twofish)、256bit(AES)の暗号化設定ができます。
クローズド・ネットワーク(閉域網)環境での利用
NetSupport Managerはオンプレミス型ソフトウェアのため、インターネットに接続しない環境(閉域網・クローズドネットワーク)でも利用いただけます。
外部から直接アクセスできない閉域網は、インターネットを経由したサイバー攻撃を防ぐことができるため、医療機関や金融機関、製造工場など高いセキュリティレベルを必要とする業種で用いられており、それらの端末管理にNetSupport Managerのリモートコントロールが活用されています。
インターネット経由での接続
インターネットを介してのアクセスは、VPN(仮想プライベートネットワーク)または、ゲートウェイサーバー経由で接続ができます。ゲートウェイサーバーはNetSupport Managerに無償で同梱しているソフトウェアで、リモート端末と通信する際の接続中継サーバーの役割を持ち、同一のゲートウェイキーの認証のみ接続が許可されます。
また、インターネット経由だけでなくLAN、WAN環境で接続中継サーバーとしても利用ができ、接続した端末の名称、IPアドレス、接続開始時間などのアクセス情報をログとして管理できます。
豊富な機能
- リモート端末のモニタリング
- リモートデスクトップ操作
- 画面共有(画面受信・画面送信)
- 操作の録画・再生
- ファイル転送・配布
- スクリプト実行
- デプロイ機能
- ハードウェア・ソフトウェアのインベントリ取得
買い切り型のライセンス体系
サーバーライセンスやオプションライセンスはなく、NetSupport ManagerをインストールするサーバーやPCの台数分のシンプルなライセンス体系です。
- ライセンスに役割の区分が無い(コントロール/クライアントまたは両方を選択して、インストールが可能)
- 安価な価格設定、ライセンス単価は5,304円(税別)から。年間保守単価は1,166円(税別)から
<価格例> 10ライセンス 1年間保守サポート(税別)
他社製品:70,000円
NetSupport Manager:64,700円
ダウンロード型で導入簡単
30日無料で使用できる体験版もあります
ユーザー情報を登録するとすぐにお試しいただけます。
ダウンロードとインストールマニュアルはこちら。 30日間無料体験版/正式版ソフトウェア
pcAnywhereや他製品からの乗り換えなら、リモートコントロールソフト「NetSupport Manager」。
自社への導入を検討されている企業様や、エンドユーザーにご提案される販売代理店様から日々多くのお問合せを頂戴しております。機能の詳細や必要なライセンス数など、ご不明点がございましたらぜひお気軽にお問合せください。専門スタッフが丁寧に回答いたします。
<あわせてご参考ください>
- 環境ごとに必要なライセンス数が異なります。「導入環境例」では分かりやすく図解でライセンス数についてご案内しています。
- ライセンスや契約、設定や操作に関する技術的な質問に対する回答は、「FAQ(よくある質問)」でご案内しています。
NetSupport Managerの主な機能
製造業、流通業、情報・通信、医療機関、行政・官公庁など様々な業種のお客様にご愛用いただいている遠隔操作(リモートコントロール)ソフトウェアNetSupport Managerの機能を一部抜粋してご紹介します。
セキュリティ機能
セキュリティ
NetSupport Managerは、30年間にわたる研究・開発を活かし、安全性の高いリモートコントロールを提供しています。
ユーザー承認機能、256ビット暗号化、スマートカードのサポート、AD統合など安全性を拡大し続け、海外では政府関連機関や金融機関でも採用されています。
NetSupport Managerの主な機能
安全性の高いリモートコントロール
ユーザー承認
コントロール端末からクライアント端末に接続を試みると、クライアント端末に接続リクエストのメッセージが表示され、受諾をすると接続ができます。受諾をしない場合は、接続を拒否します。
セキュリティキー接続
コントロール端末とクライアント端末のセキュリティキーが同じ場合に接続ができます。
異なるセキュリティキーの場合は、接続を拒否します。
PINコード接続
コントロール端末とクライアント端末のPINコードが同じ場合に接続ができます。
異なるPINコードの場合は、接続を拒否します。
暗号化されたデータ
56ビットDESから256ビットAESまでの暗号化を設定できます。
アクセス権
リモート操作におけるアクセス権を設定できます。
例えば、ファイル転送や再起動の操作を無効にできます。
操作録画
リモート操作セッション中のすべての操作を録画でき、再生もできます。
自動ログアウト
リモート操作の切断時に、自動的にログアウトします。
タイムアウト
タイムアウト時間を設定できます。
スマートカード認証
スマートカードを使用して認証ができます。
SSL/TLS証明書
ゲートウェイサーバーにSSL/TLS証明書(Let’s Encrypt)が使用できます。
二要素認証
ゲートウェイサーバーを介して接続する場合、時間ベースのOTP(One-time Password)やDUOプッシュを利用して二要素認証が使用できます。
リモートコントロール機能
インタラクティブ縮小画面によるモニタリングシステム
■接続しているすべての端末の縮小画面表示
■縮小画面のサイズ調整や、更新間隔の指定が可能
■OSの種類、ネットワークアドレス、現在のログオンユーザー、端末名等の主要な情報が一目で分かる視認性の高さ
■接続している端末が複数モニターを使用している場合の画面着替えが可能
これらの機能によって、管理者はリモートでの監視業務に集中することができ、対応が必要か否かの判断を即時で行うことができます。
リモートデスクトップ
画面共有(画面受信)
コントロール端末がクライアント端末の画面を受信し、画面共有することができます。
コントロール端末とクライアント端末で、キーボード操作やマウス操作をすることができます。また、クライアント端末をロックし、コントロール端末だけがキーボード操作やマウス操作をすることもできます。
画面共有(画面送信)
コントロール端末の画面をクライアント端末に送信し、画面共有することができます。
コントロール端末から操作説明などを行うことができます。
ファイルの転送と配布
管理端末から複数のリモート端末に対して、ドラッグ&ドロップの簡易な操作で、複数のファイルやデータを転送や配布、操作が可能です。
ファイルの同期
2つの端末のフォルダの同期やファイルや属性を直接編集することもできます。
転送時間を大幅縮小
ファイル内のデータをブロックごとにチェックし変更箇所だけを転送するデルタファイル転送技術を採用。特に低速回線で性能を発揮するこの技術は、すべてのファイルに適用されます。
ファイルの配布が行える対象
- 接続中のすべてのリモート端末
- 選択したリモート端末
- 定義されたグループのリモート端末
- リモート端末のデスクトップまたはマイドキュメントフォルダに直接ファイルを転送
電源管理
管理端末からリモート端末の電源を入れることができます。
電源が落ちている端末にデータをコピーする場合などに活用することができます。
電源管理の要件
- ネットワークアダプターがWake-on-LAN機能を搭載していること
- BIOSもWake-on-LAN機能に対応し、この項目が有効になっていること
- NetSupportの既知のクライアントであること
アプリケーション実行
アプリケーション実行機能とファイル配布を組み合わせることで、素早く効率的な方法でリモートアップデートが実現できます。
リモート端末に対して実行できる主なもの
- アプリケーションの起動
- インストーラーの開始
スクリプト実行
クライアント端末に実行できるスクリプト言語とスケジューラーを標準装備しています
プリンターリダイレクト
WMIサービス((Windows Management Instrumentation) Windows XP以上で利用可能)を利用して、クライアント端末のファイル印刷出力をキャプチャし、コントロール端末のローカルプリンターに印刷することができます。
ハードウェアとソフトウェアをリアルタイムに確認
リモート端末の情報をワンクリックでリアルタイムに確認することができます。
確認できる主な内容
- リモート端末のハードハードウェアやソフトウェア、それらの環境に関する80項目以上の情報
- インストールされているアプリケーション
- 適用されているホットフィックス(修正プログラム・修正モジュール)の情報
- リモート端末の稼働中のプロセスやインストールされているサービス(セキュリティで許可されている場合にはそれらを操作することまで可能)
クライアント端末のOSを自動グループ化
コントロール画面でのツリー表示では、環境とOS(オペレーティングシステム)など予め定義した条件を基に、クライアント端末をグループ化することができます。
※例えば、Windows OSやmacOSが動作しているコンピュータを簡単に確認することができます。クライアント端末のOS種類や台数を把握することで、OSの更新作業やスケジューリングがスムーズに行えます。
NetSupportデプロイ
コントロール端末から複数のクライアント端末に、NetSupport Managerのインストールやライセンス番号、設定ファイルの展開ができます。
* Windows Vista以降のWindows OSに対するデプロイは、UACをOFFにした端末にのみ実行可能です。
NetSupport デプロイで行えること
- リモートで複数の端末にNetSupportパッケージを一斉インストール、アンインストール
- 特定のクライアント設定ファイルを作成し複数の端末にダウンロード
- リモートで複数の端末にNetSupportライセンス情報を更新
コミュニケーション機能
双方向チャット
テキストまたは音声モードで、選択した複数のユーザーと双方向チャットが可能です。
ビープ送信
チャットメンバーの応答がない場合、その端末にビープ音を送信することができます。
招待
チャットが進行中でもユーザーを追加でき、履歴送信オプションでそれまでのチャット内容のコピーを送信できます。
チャット内容の保存
チャットセッションの内容は保存することができます。
双方向オーディオ
双方向のオーディオ通信が可能で、リモートコントロール以外からも、双方向会話や、話すだけ、聞くだけと一方向の会話ができます。
LAN/WANそしてインタネットベースの通信で利用可能です。
バーチャルホワイトボード
ホワイトボード機能がチャットやマルチチャットで利用できます。
画面ツールを使用することで、テキストチャットを視覚的に補足ができ、サポートやトレーニングの効率化を図ることができます。
メッセージ
サーバーのシャットダウンを警告する場合などに活用できるのがメッセージ機能です。
メッセージ機能でできる主なもの
- 1台または選択した複数の端末にテキストメッセージを送信
- ネットワーク上のすべての端末にブロードキャストを配信
ヘルプリクエスト
ユーザーが、管理端末のヘルプデスクに直接サポート依頼を送ることができます。
ヘルプリクエストを送信できる宛先
- 利用可能なオペレーター全員
- ユーザーが設定したアカウントを基準とした特定のオペレーター
動作環境
「NetSupport Manager」は日本語版ソフトウェアの提供と日本語でのサポートを標準としていますが、英語版の提供やサポートのご希望も承ることができます。
NetSupport Manager for Windows
Windows 11/10
Windows Server 2022/2019/2016
他社製品との機能比較
NetSupport Managerは、ネットワーク経由で遠隔地から機器設備やシステムをメンテナンスするリモートメンテナンスや、離れた場所のパソコンを監視するリモートデスクトップとして活用できる、使いやすくて幅広い機能を持っています。
国内他社のリモートコントロール製品(商用)との機能比較をご紹介します。(弊社調べ)
製品名 | NetSupport Manager |
製品A | 製品B |
---|---|---|---|
種類 | リモートコントロール | リモートコントロール | リモートデスクトップ |
提供形態 | パッケージ | パッケージ | SaaS |
インストール関連
ソフトウェアインストール | 〇 | 〇 | 〇 |
---|---|---|---|
サイレントインストール | 〇 | × | × |
リモートアンインストール | 〇 | × | × |
リモートコントロール機能
複数の管理端末からのアクセス許可 | 〇 | × | × |
---|---|---|---|
複数の被操作側端末へのアクセス | 〇 | 〇 | 〇 |
被操作側端末のグループ化 | 〇 | × | × |
被操作側端末画面のサムネイル表示 | 〇 | × | × |
被操作側端末画面の連続表示(画面巡回) | 〇 | × | × |
被操作側端末に対するファイル属性変更 | 〇 | × | × |
被操作側端末に対するフォルダ作成・同期 | 〇 | 〇 | × |
ファイル転送 | 〇 | 〇 | 〇 |
アプリケーション遠隔起動 | 〇 | 〇 | 〇 |
コマンドプロンプトによるコマンドの遠隔実行 | 〇 | × | × |
PowerShellによるコマンドの遠隔実行 | 〇 | × | × |
システム構成の取得 | 〇 | 〇 | × |
Wake-On-LAN(WOL) | 〇 | × | × |
リモートシャットダウン | 〇 | × | × |
社外接続(LANを跨いでの接続)
HTTPゲートウェイによる社外(自宅等)からの接続 | 〇 | × | ー |
---|---|---|---|
社外接続時のポート開放 | 不要 | 必要 | 必要 |
付加機能・その他
音声通話 | 〇 | × | × |
---|---|---|---|
文字チャット | 〇 | 〇 | × |
ヘルプ機能 | 〇 | × | × |
ホワイトボード機能 | 〇 | × | × |
被操作側端末画面の録画 | 〇 | × | × |
管理端末画面の録画 | 〇 | × | × |
PIN(暗証番号)接続 | 〇 | × | × |
暗号化強度設定 | 〇 | 〇 | ー |
スクリプトによる自動化 | 〇 | × | × |
旧バージョンとの互換性 | 〇※ | × | ー |
1ライセンスで接続可能な台数 | 1台 | 1台 | 5台 (原則同一使用者) |
※接続方法など条件によって異なります
NetSupport Managerは「テレワークサーバー(HTTPゲートウェイ)」を同梱していますので、職場-自宅のようにLANを跨いでのテレワークが手軽に始められる点が、他社製品にはない長所です。
加えて、1対1のリモートはもちろん、「複数PC」対「複数PC」の接続が可能な点も特徴です。
クライアント端末のデスクトップ画面をコントロール端末に画面転送し、操作することができます。
※リモートデスクトップについては特設ページで詳細を解説していますので、あわせてご参考ください。
安い・安心・テレワークならNetSupport Managerのリモートデスクトップ