導入事例 明治学院大学 経済学部 様

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NetSupport School ユーザー様の声

明治学院大学 経済学部 様

行動経済学・実験経済学の授業支援にNetSupport School を採用
豊富な機能でストレスなく実験参加者のパソコンを一元管理できる

グローバル社会の現在は、消費者の行動と心理はますます複雑化しています。そこで企業が着目するのが、ユーザー視点で研究する行動経済学です。「行動経済学」とは心理学を応用し、経済行動の意思決定について分析をする経済学です。

例えば、行動経済学を応用して商品開発が行われた住友生命の「Vitality」は、加入すると保険料が15%割り引かれ、健康増進への取り組みをするとさらに割り引かれるという保険に付帯する健康プログラム商品です。急な病気やケガへの備えとして加入する保険ですが、“保険料を上げることなく健康増進への取り組みをうながす”という従来の保険の考えとは異なる消費者心理が生まれ、人気を博しました。

このように、ユーザー心理と経済は切っても切り離せない関係にあるため、行動経済学は最先端マーケティングにおいて活用されてきました。

明治学院大学経済学部の犬飼准教授のラボでは、さまざまな実験研究において人の意思決定や行動原理、経済の仕組みを研究しています。その実験を効率的かつ迅速に行えるようにNetSupport School を採用。その導入背景とメリットについて、犬飼先生に伺いました。

背景と課題

犬飼先生のゼミの研究範囲は多岐にわたります。与えられた情報やデータをもとに実験参加者が判断した意思決定のクセや特徴を調べる「行動経済学」、経済や社会の仕組みを実験によって検討する「実験経済学」、どんな価値判断によって選択するのか、そのとき脳の中でなにが起きているのかを研究する「ニューロ・エコノミクス」などがあります。

犬飼先生の実験では一度に数十台のパソコンを遠隔操作する必要があり、授業支援システムの導入が不可欠でした。一斉起動やデータの吸い上げ、実験参加者の行動制御といった作業を迅速に行えてかつ比較的安価で運用できるツールがなかなか見つからないことが課題でした。

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ラボのパソコンはパーテーションで仕切られていて、情報環境を制御している

NetSupport School を選んだ決め手

ボクたちのネットワークラボでは、最大44人の相互作用する参加者の行動や認知反応を同時に測定することができます。ラボ内での実験では、情報や共通知識の一斉操作や実験参加者の行動の把握といったところが非常に重要なポイントです。NetSupport Schoolでは、クライアント側つまり実験者による実験参加者の監視、行動制御、共同作業の指示をスムーズに行うことができるので非常に便利ですね。

以前に使用していたツールは、インタラクティブに特化したものでしたが自分が使いたいと思える機能が不十分でした。望む機能を実装する授業支援システムを探していたところ、ネットで見つけたのがNetSupport Schoolでした。ラボ内にあるパソコンの電源のオンオフやログイン、教材プログラムの配布や回収など、シンプルながら用途が広く、理想的な遠隔授業を行うことができるため導入しました。導入費用も安価で、ランニングコストが抑えられる点も大きなポイントでした。

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NetSupport School 導入の効果とメリット

犬飼先生が、NetSupport Schoolを実験で活用することでどのようなメリットを感じられたのかを伺いました。

メリット1:端末制御などの一斉処理を効率化

ラボの実験では、意思決定の背後にある行動理由やロジックを収集した実験参加者のデータを分析します。だから、実験参加者の各パソコンにインストラクション(実験説明書)を配布したり、または実験とは関係ない作業をさせないために制御したりといった一斉処理を効率的に行う必要があります。NetSupport Schoolなら、ラボ内のパソコンを一元管理して実験で求められる一連の作業をテックコンソールで実行できるので、非常に使い勝手がいいですね!

実験参加者の行動を制御したい場合、全員のパソコン画面をブランクにしてインストラクションに集中させたりします。こういった実験者の企図をアプリケーションひとつで完結できるのは、大きなメリットです。実験にタイムロスが起きず、実験参加者は実験に集中できますからね。

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実験者が実験参加者のパソコンを制御している状態

メリット2:幅広い使い方を可能にする豊富な機能

ボク以外の実験者、例えばゼミの生徒が実験を行うことを考えた場合も、NetSupport Schoolは使いやすいという点を、高く評価しています。生徒が主体となって実験をしている最中、なにかトラブルが起きたとしても実験を継続することができるように実験準備室からも遠隔操作できるように設定しています。NetSupport Schoolでつながっていれば、ボクが準備室から遠隔操作できるので実験を中断することがなく、安心できます。

このように同室内のコンピュータだけでなく、離れた場所のパソコンもグループ化できる機能は、いろんな状況を想定した実験にチャレンジすることができるので便利だと思います。

メリット3:サポート・アフターメンテナンスにも満足

大学の研究で使用するデジタルデバイスとかソフトウェアとかの資産管理って結構大変なんです。NetSupport Schoolのテックコンソールならクライアントのハードやソフトのインベントリ情報の収集もしてくれるのでとても便利です。また、新しい備品を購入したいときは研究用機器備品の申請を会議などで通す必要があります。機器の仕様や設置条件、設備チェックリストといった機器の細かいデータを記載した書類を事前に提出しなくちゃいけないんです。

こういった事情があるので、導入前の動作テストが必要になるんですが、ワイドテックさんにすぐに対応してもらえたおかげで導入までとてもスムーズでした。こうした迅速なサポートやメンテナンス対応は、導入する側としては非常に安心できますよね。

メリット4:年間コストも安価なので安心できる

NetSupport Schoolは、100以下のライセンス契約にも対応しているので、中~小規模の実験参加者による実験にはまさにぴったりだと感じましたね。僕のラボでは50アカウントを契約していますが、年間のメンテナンス費用も3万円ほどで、他のサービスに比べて圧倒的に安いですね。研究の予算も決して潤沢ではないので、ランニングコストを抑えられるというポイントは重要な選択肢のひとつと言えます。これだけ安価なのに、開発のスピードが早いところもすばらしいと思います。

今後の展望

画面送信モードで学習率向上を期待

プログラミングを教えることもあるんですが、初めてプログラミングに触れるく生徒にとって“コードを書く”ことは非常に慣れない作業なんですね。例えば、左側が実験者、右側が生徒側としてパソコンの画面を分割して映し出して、ボクがコードを書く作業をカメラで映しながらゼミ生の全員がリアルタイムで見られる機能があれば便利だなと思います。その場で指示が出せるから、習得率も早いですよね。クライアント側の画面を録画したファイルを生徒側のパソコンに配布するという「画面送信モード」がそれに近いみたいなので、今度試してみようと思います。

研究レベルが進化し続ける大学の実験に欠かせないツールに

――NetSupport Schoolの導入を検討中の方に、メッセージをお願いします。

これからの大学の研究には、リモートコントロールソフトは必須になってくると思います。ICT教育の活用が推し進められている昨今、学生が主体的に学ぶアクティブラーニングなど教育の質向上が日本の教育分野の課題になっていますよね。ICT機器を使った、よりレベルの高い授業がますます盛んになってくるので、NetSupport Schoolは教える側・学ぶ側の双方にとって効率的で有効な教育ツールだと感じます。

大学の外での大規模なモニター実験を控えているという犬飼先生。100人200人と多人数に参加してもらう実験にも、NetSupport Schoolがきっと活躍するだろうと語っておられました。ICT機器を活用した研究や実験、モニタリングを必要とする授業などで、リモートコントロールソフトをお探しの方は、まずは無料体験版をダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

◆犬飼 佳吾氏プロフィール
明治学院大学 経済学部 准教授
北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学社会経済研究所助教、講師、École polytechnique研究員などを経て、2018年4月から明治学院大学経済学部准教授に着任。研究室では、実験経済学、意思決定理論、行動ゲーム理論、神経経済学といった研究テーマで日々、実験を行っている。
犬飼 佳吾研究室 https://inukailab.com

※事例に記載された学校名・部署名等の情報は取材当時のものです。閲覧時点には変更されている可能性があることをご了承ください。

取材:2019年9月26日

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