多台数PCの設置や移設時のNetSupport活用方法-無人PCのリモート操作や電源オンオフにお勧め

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多台数PCの設置や移設時のNetSupport活用方法-無人PCのリモート操作や電源オンオフにお勧め

公開日:2025/03/11   更新日:2025/03/11

リモートコントロール


オフィス移転やデータセンターへのPC移設、大規模なシステム更新など、大量のPCを一括で設置・管理するシーンは決して珍しくありません。 特に、数百台規模のPCを入れ替える場合、設定の統一、電源管理、リモート操作の効率化が大きな課題となります。

「現場に行かずに無人PCのセットアップやトラブル対応ができれば…」
「遠隔で電源のオン・オフを一括管理できたら…」
このように考えるIT管理者も多いのではないでしょうか?

NetSupport Managerなら、無人PCのリモート操作やWake-on-LANによる電源管理を活用し、移設後の設定やトラブル対応をスムーズに進めることが可能です。

本コラムでは、大量のPCを移設・管理する際の課題と、NetSupport Managerを活用した解決策についてご紹介します。

多台数PCの設置や移設時のNetSupport活用方法-無人PCのリモート操作や電源オンオフにお勧め

大量のPCを設置や移設、管理する際の課題

データセンターへのPC移設やオフィスの大規模な入れ替え作業では、すべての端末を個別に設定・操作するのは現実的ではありません。特に、「物理的にアクセスしづらい端末を遠隔で管理したい」「一括で設定を適用したい」といった要望は、NetSupportへの相談の中でも特に多く寄せられています。

物理的にアクセスできない端末がある

データセンター内のラックに収納されたPCや、遠隔拠点の端末など、設置後に物理的に操作が難しい環境も多く存在します。 これらの端末では、メンテナンスや設定変更を行う際に現地へ行かなければならず、大きな手間やコストがかかります。

特に、大規模なシステム移行や機器の入れ替え時には、短期間で多くの端末を管理する必要があり、手作業では対応が追いつかないケースもあります。

手作業での設定・管理が非効率

PCの移設や入れ替え後、各端末に個別で設定を行うのは非常に手間がかかります。OSのセットアップ、ネットワーク設定、ソフトウェアのインストール、ライセンス登録などを1台ずつ手作業で対応すると、膨大な時間と労力が必要になります。

さらに、設定ミスや端末ごとのばらつきが発生するリスクも高まり、管理の一貫性を保つのが難しくなる点も課題です。

遠隔から一括で管理できる仕組みが必要

こうした状況では、設定変更やトラブル対応のたびに現場へ行く手間やコストがかかり、管理負担が増大するのが課題です。そのため、遠隔から安全かつ効率的にPCを管理できるツールが必要です。

そこで活躍するのが、多台数のPCを一括で管理し、無人の端末にも柔軟に接続できる「NetSupport Manager」です。世界中の企業や教育機関で導入実績があり、リモート管理に特化した高機能なソリューションです。さらに、買い切り型のパッケージソフトのため、継続的なコスト負担を抑えながら手軽に導入できるのも特長です。


NetSupport Managerで遠隔管理を効率化

NetSupport Manager NetSupport Manager

物理的にアクセスしづらい端末の遠隔管理を大幅に効率化できるNetSupport Managerの具体的な機能をご紹介します。

1台のPCから複数・多数の端末にアクセスできる

NetSupport Managerは、1台のPC(管理端末)から複数・多数のリモート端末に同時接続できるため、大規模な環境でも効率的な管理が可能です。 各端末の画面を一覧で表示しながら個別に操作したり、同時に複数の端末へ設定を適用することもできます。

同時接続数は上限を明示していませんが、2,000台の同時接続実績があります。

接続先が無人のPCでも接続できる

接続先のPCが無人でもリモート操作が可能です。例えば、夜間や休日に稼働する端末や、遠隔拠点のPCにアクセスし、障害発生時のリモートメンテナンスを迅速に実施できます。

また、無人のクライアントPCやサーバーに対して、新しいソフトウェアやパッチを遠隔で適用できるため、定期的なシステム更新もスムーズに行えます。

離れたPCの電源オン・オフができる(Wake-on-LAN)

Wake-on-LAN機能を活用することで、離れた場所にあるPCの電源を遠隔でオン・オフできます。
この機能は、NetSupport Managerの導入理由として、特に多くのニーズが寄せられる重要な機能です。企業や教育機関では、無人PCの電源を遠隔から管理する必要性が高く、以下のような理由から導入が求められています。

  • 夜間や休日のシステム更新時に、事前にPCを起動させる必要がある
  • 大規模なオフィスや学校では、すべてのPCを手動でオン・オフするのが非効率
  • 電力コスト削減のため、使用していないPCを遠隔から一括でシャットダウンしたい

一括でソフトウェアを配布・インストールできる

遠隔から複数のPCへ一括でソフトウェアを配布・インストールできる「デプロイ機能」を活用することで、IT管理者は、ネットワーク上の端末を選択し、リモートでソフトウェアや更新プログラムを適用可能です。

遠隔から効率的にソフトウェアの展開や更新を行うことで、作業時間を短縮し、管理負担を大幅に軽減できます。デプロイ機能を活用すれば、管理者は各端末を個別に設定する手間を省き、短時間で大規模な導入や更新を実現できます。特に、多拠点環境や大規模ITインフラの運用において、作業効率の向上に大きく貢献する機能です。

NetSupport Manager機能の詳細はこちらからご確認ください。
遠隔操作ソフトウェア「NetSupport Manager」


NetSupport Manager導入による遠隔管理の流れ

NetSupport Manager導入による遠隔管理の流れ

データセンターのPC移行では、設置・設定・管理・監視など、多くの作業が発生します。本章では、NetSupport Managerを導入することで、遠隔管理をどのように効率化できるかをご紹介します。

事前準備・リモートデプロイ

大量のPCを移設・設置する際、事前の準備をどれだけ効率的に行えるかが、移行後のスムーズな運用を左右します。 1台ずつ手作業で設定を行うのは非効率で、ミスの原因にもなります。NetSupport Managerのデプロイ機能を活用すれば、遠隔から一括でインストールや設定を適用できるため、大規模な環境でも統一された管理が可能になります。

  • 事前に各PCへNetSupport Managerを一括インストール(デプロイ機能を活用)
  • リモートから事前設定を行い、移設後もスムーズに遠隔管理できる状態を構築
  • 設置後のトラブルを防ぐため、接続確認や動作チェックを事前に実施

データセンター設置後のリモート管理

PCを移設した後も、すべての端末に直接アクセスして管理するのは非効率で、遠隔からの操作が不可欠です。 NetSupport Managerのリモートコントロール機能を活用すれば、物理的にアクセスできないPCでも遠隔で設定変更やメンテナンスを実施できます。

また、Wake-on-LAN(WOL)機能を活用すれば、遠隔からPCの電源をオン・オフできます。これにより、管理者はデータセンターへ足を運ぶことなく、必要なときにPCを起動し、業務時間外のシステム更新やメンテナンスを効率的に進めることが可能になります。

もともとIT管理者向けに設計されたNetSupport Managerは、データセンター環境でもスムーズな運用を可能にし、管理負担の軽減に貢献します。

  • 移行したPCを一括監視(電源状態やネットワーク接続状況を確認)
  • OSやソフトウェアの設定変更をリモートから実施(無人端末でも遠隔操作可能)
  • Wake-on-LAN(WOL)を活用し、遠隔からPCの電源をオン・オフ
  • 管理者がデータセンターへ行かずに、外部からリモートメンテナンスを実施

トラブル対応・障害時のサポート

データセンターやオフィスのPC運用では、ネットワーク設定の変更や突発的な障害対応が避けられません。これらをリモートで対応することで、ダウンタイムを最小限に抑え、業務への影響を軽減できます。

  • 遠隔からのログ取得や診断作業が可能(PCが無人でも対応可)
  • サーバーやPCの障害発生時に、管理者が即座にリモート接続し、原因調査・復旧対応

運用後の継続的な管理

PCの移設や導入が完了した後も、PCをグループ化して整理し、ソフトウェアのアップデートやパフォーマンス監視を一括で実施するなど、運用負担を軽減しながら、システムの安定稼働を継続的にサポートできます。

  • 多数のPCをグループ化し、管理しやすい状態に整理
  • ソフトウェアのアップデートやパッチ適用をリモートで一斉実行
  • データセンター内の各PCのパフォーマンスやリソース使用状況をモニタリング
  • Wake-on-LANを活用し、業務時間外のPC管理を効率化

豊富な機能に加え、買い切り型の価格も好評をいただいています。
遠隔操作ソフトウェア「NetSupport Manager」価格と購入方法


NetSupport Manager活用範囲とメリット

NetSupport Manager活用範囲とメリット

本記事ではデータセンター移行を例に、NetSupport Managerの遠隔管理機能をご紹介しました。しかし、このソリューションはデータセンターに限らず、「大量のPCを設置・移行・管理・遠隔操作」するあらゆるケースで活用可能です。

  • 企業オフィスの移転やPC入れ替え
  • 教育機関(PC教室や研究室)のPC入れ替えや一括管理
  • コールセンターの端末管理・夜間メンテナンス
  • 工場・生産ラインの無人PC管理
  • テレワーク環境の導入

こうしたケースでは、NetSupport Managerの「リモートコントロール」「無人端末接続」「一括デプロイ機能」が大きく役立ち、最大限の効果を発揮します。

(NetSupport Managerを活用するメリット)

  • 物理的に離れている端末をリモート操作できる
  • 移行前の事前設定、移行後の管理・メンテナンスを効率化
  • 無人PCでも遠隔操作が可能なため、夜間や休日の対応もスムーズ
  • トラブル発生時もすぐに対応でき、ダウンタイムを最小限に抑えられる
  • PCを一括管理し、アップデートや設定変更をリモートで実施可能

IT管理者の作業効率が向上し、システムの安定運用と業務全体の効率化に貢献するNetSupport Managerについてご紹介しました。

無人端末であっても、遠隔操作やWake-on-LAN(WOL)を利用した電源管理が可能なため、現場に赴く手間を削減できます。さらに、設定変更やトラブル対応をリモートで迅速に実施できるため、管理負担を大幅に軽減できます。

NetSupport Managerは、多台数PCの一括管理やリモートメンテナンスを効率化し、IT管理者の業務負担を大幅に削減する強力なツールです。

導入を検討されている方や、詳しい機能について知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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