遠隔授業(オンライン授業)を成功させるカギは、リモートコントロールソフト「NetSupport School」

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遠隔授業(オンライン授業)を成功させるカギは、リモートコントロールソフト「NetSupport School」

公開日:2019/11/01   更新日:2024/04/05


遠隔授業(オンライン授業)を成功させるカギとして、リモートによる「一斉操作」についてご案内します。一斉操作とは、具体的には先生のパソコンから生徒のパソコンに対して行う以下の操作です。

  • 先生画面の一斉配信
  • キーボードやマウスのロック
  • 教材(ファイル)の配布と回収
  • 電源On・Off

遠隔授業でこれらの機能がなぜ有効なのでしょうか。ICT活用型教育スタイルの現状とともに、一斉操作の機能が搭載されている授業支援ソフトウェア「NetSupport School」について解説します。

1. 遠隔授業(オンライン授業)拡大の背景

遠隔授業(オンライン授業)の導入は、2020年3月から5月にかけて行われた長期間の臨時休業(新型コロナウイルス感染症の拡大防止)で急速に増加しましたが、文部科学省はそれより以前から遠隔教育の実施をしていました。

2018年9月に文科省から出された「遠隔教育の推進に向けた施策方針※」では、少子化や過疎化、不登校児童生徒や疾病や障害による欠席などの課題を背景に、ICTの活用による遠隔教育の推進を提言しています。さらにそこから2019年のGIGAスクール構想につながっていきます。

※出典:文部科学省Webサイトhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1409323.htm



2. GIGAスクール構想とICT活用型教育スタイル

GIGAスクール構想と言えば2024年に本格導入される「デジタル教科書」を始めとしたハード面に興味関心が集中している印象を受けます。児童や生徒に対して1人1台の端末が整備され、高速大容量など通信環境が整ったのが現状で、ここから以下のような課題に代表される、教育格差をなくし教育・授業の質向上を目指すことがICT活用型教育スタイルです。

  • 「過疎地域で児童数が少なく自校の教育水準が保てない」
  • 「教科によっては専任の教員が不在で授業の質が」
  • 「1人の先生が何科目も担当しておりどうしても過重労働になりがち」

3. 授業支援ソフト「NetSupport School」とは

「NetSupport」製品は、世界120ヶ国・2,100万台を超える豊富な導入実績を持つリモートコントロールソフトウェアです。1989年の発表以来30年以上にわたって開発が続けられており、その過程で教育に特化した機能を搭載させたものが「NetSupport School」です。

リモートコントロール機能を活かし、生徒端末の管理や制御、監視(モニタリング)が可能で、学校を始めとした教育現場はもちろん、法人の研修やトレーニングでも活用されています。



4. NetSupport Schoolの活用方法-VPNの活用

ワイドテックの「NetSupport School(ネットサポート スクール)」は、その優れた機能、使い勝手の良さで、国内の教育期間や大学などの研究機関、法人研修などで積極的に活用されています。

NetSupport製品の「導入事例、導入環境例」では、明治学院大学、大阪大学、製造業の技能研修など、様々なお客様の活用方法についてご紹介しています。これらの事例の多くは「授業を一括管理することで全体を把握する」「パソコンの一元管理」「一斉操作」といったリモートコントロール機能を活用したものですが、NetSupportは遠隔にある端末どうしをつないだ授業(オンライン授業)でも活用いただくことができます。


VPNの活用で遠隔授業(オンライン授業)を成功に導く

学校で先生が行う授業に対して生徒は自宅にあるPCで参加する、というケースの遠隔授業は「Zoom」「Microsoft Teams」といったオンライン会議システムを応用して行うことができます。

NetSupport Schoolは、LANで接続されたPCどうしで授業を行う目的で開発されており、離れた場所にあるPC(異なるLANに接続されているPC)どうしを接続することは想定されていません。

ここで活用できるのが「VPN」(Virtual Private Network)です。
簡単に説明すると、学校や事業所などのプライベートネットワークに、自宅など別のネットワークから入れるようにする技術的手段です。このVPNを活用することで、NetSupport Schoolを用いて離れた場所にあるPCどうしを接続した授業を行うことができます。


VPNにはいろいろな実現方法があります。以下のページで詳しく解説をしています。あわせてご参考ください。

オンライン授業とVPN 1.【基礎編】VPNとインターネットの基礎知識
オンライン授業とVPN 2.【準備編】いろいろなVPNの方式と選択
オンライン授業とVPN 3.【実践編】VPN構築と展開


5. 遠隔授業を成功させるリモートによる「一斉操作」

さて、冒頭で述べた「一斉操作」も、遠隔授業を多角的に支援する機能でありNetSupport Schoolを特長づけるものです。

先生画面の一斉配信

先生のPC画面に表示されているコンテンツを全生徒に対し一斉配信することが可能。トピックや画像、図表などに注目させたい時に使えば効果的です。なお、特定の生徒、グループへの配信も自在。また、表示形式を「全画面表示」「ウインドウ表示」から選択できます。

モニター・キーボード・マウスのロック

先生側のPCを操作することで、各端末のモニター、キーボード、マウスを一斉に、あるいは個別にロックすることが可能。操作系を遮断することで、生徒の注目を先生自身に集めたり、テスト終了を暗に宣言したりすることができます。

教材の一斉配布・一斉回収

紙の資料や教材を多数の生徒に配るのは時間も手間もかかりますが、「NetSupport School」ならファイル化した教材の一斉配布・一斉回収が可能。もちろん、テスト実施時の問題用紙配布・一斉回収も手間いらず。先生の負担を小さくします。


6. 生徒端末の管理や制御、監視(モニタリング)機能

ICTの授業では、生徒を講義に集中させることも重要です。NetSupport Schoolには、児童・生徒・学生の行動をコントロールできる機能も豊富に備わっています。

モニタリング機能で生徒の端末画面を一覧表示

先生のPC画面に全生徒のデスクトップ画面を一覧で表示する機能。各自の操作状況がリアルタイムでモニターでき、学習の進度や授業態度などを把握することが可能です。

アプリケーションやWebの制限

生徒側が使用するアプリケーションや閲覧するホームページをモニターし、管理します。必要に応じてアプリ使用やURLの許可・制限をすることができます。

遠隔指導時における、画面録画によるログ機能

先生側のPC画面を動画としてキャプチャーできます。授業を記録し、資料として残したり、今後の授業に生かしたりすることが可能です。

管理や制御、監視(モニタリング)の機能は、「講義の生産性を大幅に向上」「外部からのノイズを省き、学びに集中」などお客様アンケート(大学・専門教育機関)でも高い評価をいただいています。

7. 遠隔教育現場を支援するNetSupport School

貴校ではこんなお悩みはありませんか?

  • 「過疎地の学校でも、なんとか都心部の学校とそん色ない授業を実施したい」
  • 「生徒数が少なくクラスに活気がない。他校と合同授業ができればよいのだが……」
  • 「教員不足で、特定科目がどうしても手薄になっている」
  • 「コンテンツを一方的に流すだけではクラスの緊張感が維持できない」
  • 「病気で自宅療養中の生徒にも、継続して授業を受けさせたい」

今、地方では、少子化による児童数減少で適正な教育水準を維持できない小中学校が増えています。しかし、ネットを介して児童数の多い都市部の学校と合同の遠隔授業を展開できる「NetSupport School」なら、こうした状況を打開できます。遠隔授業を実現できれば、リモート側の教師はサポート役に徹することができるため負担は大幅に軽減。もちろん、根本課題である教育、授業の質向上も図れます。

しかも、授業を一括管理できるので、授業を行う先生も遠隔地の生徒の理解度などを把握しやくすなり、児童一人ひとりをきめ細かくフォローすることも可能に。さらに、アプリケーションとWebの使用状況を監視できるため、クラスの集中度をより高めることができます。


NetSupport Schoolはインストールするだけのダウンロード型で、導入は簡単です。製品版と同じ機能が30日間無料で使用できる体験版をご用意しています。お気軽にお試しください。

(本ページは2019年11月1日のコラムに加筆修正を加えて公開しています。)



製品版と同じ機能を30日間自由にお試しいただける「無料体験版」を公開しています。
お気軽にダウンロードしていただき、設定や操作方法をご確認ください。