遠隔授業に役立つシステムとは|
教育現場に導入が欠かせない理由も説明

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遠隔授業に役立つシステムとは|
教育現場に導入が欠かせない理由も説明

公開日:2022/06/28   更新日:2024/02/06


遠隔授業に役立つシステムとは|教育現場に導入が欠かせない理由も説明

遠隔授業はオンラインで行われる授業形態で、近年注目度を高めています。遠隔授業の仕組みを活用すれば、場所を問わずに授業を受けられます。「交流の幅を広げる」「個々の状況に合わせた教育ができる」などもメリットです。

遠隔授業は、今やどの教育現場でも実施するべき手法といえます。効率的な実施のためには、機器の準備だけでなく遠隔授業システムの導入が必要です。

本記事では、遠隔授業やシステム導入について詳しく解説します。


1. 遠隔授業の目的とは

遠隔授業の目的

遠隔授業とは、PCやタブレットなどの端末を使って、オンラインで行われる授業・講義の形態です。「オンライン授業」とも呼ばれます。

遠隔授業は、文部科学省が推進している教育手法のひとつです。近年の急速な少子化や過疎化により、地方では小規模校の増加や、教育施設の減少が起こっています。そのため、都市部と地方での教育ギャップが起こりやすい状態です。

また、事情により通学が困難な生徒に対しても、適切な教育を実施できるような仕組みも求められています。

遠隔授業は、インターネット環境やPCなどの設備が整っていれば、場所を問わずに授業を受けることが可能です。そのため教育ギャップの解消や、通学が難しい生徒への教育を可能にする手段として、近年注目度を高めています。

遠隔授業はコンピューター室以外での実施や、学校外の人との交流、さらには個々の状況に合わせた教育の実施が可能です。遠隔授業のメリットについて詳しく解説します。

コンピューター室以外の教室でも授業が可能

遠隔授業は、インターネットや設備などの環境が整っていれば、コンピューター室以外の教室でも授業が可能です。

従来の教育現場において、PCを使用する授業はコンピューター室で実施するのが一般的でした。インターネット環境や端末などの設備機器が十分に揃っている一方で、一度に利用できる人数が限られている点がデメリットといえます。

遠隔授業のシステムを導入すると、それぞれのクラスの教室などコンピューター室以外でも授業が可能です。また、プロジェクターやスクリーンを用意すれば、ひとつの教室で一度にたくさんの生徒が遠隔授業を受けられます。各教室に必要な機器を用意すれば、複数の教室で同じ遠隔授業につなぐこともできます。

従来のようにPCを使用した授業はコンピューター室で行い、それ以外の遠隔授業はそれぞれのクラスなど普通の教室で実施すれば効率的です。PCを使った教育手法の幅が、コンピューター室以外にも広がります。

学校外に居る方との交流や学習が可能

遠隔授業を取り入れることで、学校外に居る方との交流や、外部の方に講師を依頼した教育の実施が可能です。

異なる生活習慣を有する人や別のコミュニティに属する人との交流は、新たな学びを得る大きなチャンスです。しかし、学校に通って授業を受けるだけでは、日々の生活で接する人の範囲がどうしても限られてしまいます。学校側で交流の機会を設けるのも、コストや準備などの面から難しいです。

そこで、遠隔授業を取り入れるとほかの学校の生徒たちと同じ授業を受ける、外部との交流機会を設けるなどの使い方ができます。

また授業のために移動する必要がないため、外部の専門家による特別学習の実施もしやすいです。実際に学校で実施する授業のように、スケジュール調整や教室準備などの手間が発生しません。一部の学校で対面授業を実施、ほかの学校は遠隔授業で参加するといった方法もできます。

個々の状況に合わせた教育が可能

遠隔授業の仕組みを活用すれば、個々の状況に合わせた教育が可能です。

PCなどの端末を利用して受ける遠隔授業なら、レベルに関係なく集められた生徒が、同じ教室・同じペースで授業を受けるという必要がありません。自宅のPCから自身のレベルに合った授業を受ける、遠方の学校で実施される専門的な授業に遠隔で参加するなどの方法を実施できます。

教育ギャップやトラブルが起こる原因として、主に以下の3点が挙げられます。

  • 都市部と地方における教育施設の数・質の違い
  • 事情により学校に通えず授業を受けられない
  • 教室で授業に追いつけず遅れてしまう・簡単に感じてしまい退屈になるなど、ペースが合わない

遠隔授業なら、特定の学校のみで行われる授業にもオンラインで参加が可能です。また、周囲に合わせるのが難しい、学校に通えないなどの事情を抱えた生徒でも、個別で無理なく授業を受けられます。


2. 遠隔授業に役立つシステムとは

遠隔授業に役立つシステム

遠隔授業はインターネット環境とPCだけでなく、非対面でも十分なコミュニケーションができる機能や、効率的な授業を可能にする機能などが必要です。

遠隔授業に必要な機能として、以下の例が挙げられます。

  • 生徒の出席管理:生徒の出欠を確認するために必要
  • 生徒の端末を遠隔でコントロールする機能:遠隔コントロールの機能があれば、端末の操作が苦手な生徒でも授業に追いつけるようサポートできる
  • 生徒の端末操作状況の管理:生徒のディスプレイ画面を表示することで、しっかり授業を受けているか、操作が追いついているか確認できる
  • 画面の録画:授業内容の確認や復習に便利
  • 教材やファイルの配布:必要な教材などを複数生徒に一括で配布できる

効率的な遠隔授業を実施するためには、システムを導入するのが便利です。

教育現場にシステムの導入が欠かせない理由

オンラインでのやり取りは、最低限インターネット環境とPCがあれば実施できます。そのため、遠隔授業もこれらの機器さえあれば実施できるとイメージしがちです。しかし、実際には教育現場への遠隔授業システムの導入は必要不可欠といえます。

遠隔授業では教師が生徒の様子を直接見ることができないため、授業に必要な準備などを全生徒が確実に行える仕組みが必要です。そのためにはオンライン取引に必要な最低限の機器だけではなく、前項で紹介したような機能が必要です。必要な機能をすべて揃えるのは、決して容易ではありません。

遠隔授業システムには必要な機能が十分に揃っています。ひとつのシステムのみで、授業に関する作業や管理のすべてが実施可能です。効率や確実性が求められる教育現場には、最小の労力で最大の成果を出せるような工夫が必要です。

遠隔授業を行うのに必要になる機器

遠隔授業を行うために必ず必要な機器・設備として、インターネット環境とPC・タブレットなどの端末が挙げられます。しかし効率的・効果的な遠隔授業を行うには、ほかにもさまざまな機器が必要です。

遠隔授業のために用意したい機器と必要な理由を解説します。

  • カメラ:端末に内蔵されているケースが多いですが、教師・講師側は広い範囲を映せるよう、別途カメラを用意すると便利です。授業を受ける生徒側は、端末に内蔵されたカメラのみでも基本的には問題ありません
  • マイク:聞き取りやすい音声のためには、ある程度の性能を持つ外付けタイプのマイクが役立ちます。生徒側はマイクがなくても基本的には問題ありません
  • スピーカー:スピーカーがあると、質の良い音声を大きめのボリュームで流せます
  • 大型ディスプレイ・プロジェクター:生徒が一箇所に集まって授業を流すなら、ディスプレイやプロジェクターが必要です

3. 遠隔授業にはNetSupport Schoolがおすすめ !

遠隔授業にはNetSupport Schoolがおすすめ !

遠隔授業システムの導入なら、NetSupport Schoolがおすすめです。

NetSupport Schoolは、教育現場のニーズを満たしたシステムで、あらゆる学習スタイルをサポートします。出席確認や課題配布など、授業ごとに発生する煩雑な作業を効率化し、負担を最小限にします。自動で採点できるテスト機能や、質問や回答を自由に設計できるアンケート機能など、学びの効果を向上させる機能も豊富です。

買い切り型ライセンス体系で、導入・運用コストを無理なく抑えられます。年間保守契約も用意しており、安心してシステムを使い続けていただける仕様です。

また、NetSupport Schoolの特別な強みとして、以下の2点が挙げられます。

  • 遠隔授業に必要な機能が揃っている
  • PC教室・情報処理教室などの運営管理も可能

それぞれ詳しく解説します。

遠隔授業に必要な機能が揃っている

システムには遠隔授業に必要な機能が揃っています。特に便利な機能としては、以下の内容が挙げられます。

  • 出席確認:先生から生徒の端末に対して出席確認
  • リモートコントロール:ファイル転送・チャット・アプリ起動などのリモートコントロール
  • 端末の画面録画:デスクトップ画面を動画で記録
  • 画面配信:先生の端末画面を生徒に配信
  • リモートでの電源操作、アプリの起動制御:端末の電源ON・電源OFF・再起動、先生が許可したアプリ以外の起動制限など

明治学院大学経済学部様のとあるゼミでは、実験に際して、先生側が一度に数十台のパソコンを遠隔操作する必要がありました。前述したようにNetSupport Schoolには遠隔操作機能が充実しているため、端末制御の一斉処理の効果を実感したそうです。

このように実際に利用している方から、機能に関する高評価をいただいています。

PC教室・情報処理教室などの運営管理も可能

NetSupport Schoolは遠隔授業の実施時だけでなく、従来のようにPC教室・情報処理教室などで行う授業の運営管理も可能です。

PC教室のように複数台のPCが設置された部屋では、すべてのPCに必要な教材やシステムを用意する必要があります。一台ずつ準備を行おうとすると、相当の時間と手間がかかります。

NetSupport Schoolには複数生徒端末へのファイル配布や、生徒端末のデスクトップ画面を一覧表示する機能など、PC教室などで行う授業に便利な機能が揃っています。そのため、教室の運営管理にも便利です。

大阪大学社会経済研究所様では、かつて教材プログラムを、一台ずつUSBメモリを挿し込んで配布していました。この作業を非常に煩雑だと感じていたそうです。

システム導入後は、教材の配布作業に費やしていた時間を、実験のための有意義な時間に割り当てられるようになったと実感いただけたそうです。



4. まとめ

まとめ

遠隔授業はインターネット環境とPCなどの端末さえあれば、場所を問わず自由に授業を実施できます。教育ギャップの縮小や、個々の状況に合わせた授業の実施などが可能な教育手法です。

遠隔授業には出席確認や教材配布など、さまざまな機能が必要です。遠隔授業に必要な機能を確実に用意するためには、教育現場における遠隔授業システムの導入が欠かせません。また、機器で最低限必要なのはPCのみですが、カメラやマイクなども揃えるのが理想です。

NetSupport Schoolは教育現場のニーズを満たした、あらゆる学習スタイルをサポートできる遠隔授業システムです。必要な機能が十分に揃っているだけでなく、PC教室・情報処理教室などで行う授業の運営管理にも役立ちます。実際にシステムを利用しているユーザー様からも高評価をいただいています。

遠隔授業システムをお探しの方は、ぜひNetSupport Schoolをご検討ください。

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