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FAQを追加しました。(遠隔での端末電源オン・オフ、WindowsとMacの混在、等)
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オンライン授業に必要なもの
~3つのケース別に必須ツールを紹介~
オンライン授業に必要なもの
~3つのケース別に必須ツールを紹介~
公開日:2023/04/18 更新日:2024/02/01
コロナをきっかけに、インターネットを介した教育現場でのオンライン授業は急速に浸透しました。対面での授業が再開された後も、授業のパフォーマンスをより向上させることを目的にオンラインと対面を組み合わせた「ハイブリッド授業」を取り入れるなど、新しい授業のスタイルが広まっています。教室に集いながらもパソコンを使ってオンライン上で授業を進めるケースも広義では「オンライン授業」に入るでしょう。
今やオンライン授業の環境を整えることは、あらゆる教育現場で必須の対応と言えるかもしれません。今回は、オンライン授業を行う際に必要となる設備やツールを紹介するとともに、オンライン授業を快適に進めるためのサポートサービスについて解説いたします。
1. オンライン授業とは
オンライン授業とは、インターネットに接続されたパソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスを通じて授業を配信し、生徒は画面越しに受講するスタイルの授業のことです。オンライン授業は、学校や塾に行かなくても自宅で授業を受けることができるため、コロナ禍で急速に広まりました。
オンライン授業には、リアルタイムで授業風景を配信する「ライブ配信」と、あらかじめ撮影・編集した動画を流す「録画配信」の2つの方法があります。ライブ配信のオンライン授業の場合は、先生と生徒の間で、あるいは生徒同士で、チャットや会議システムを利用して会話をすることも可能です。また、授業の配信以外にも教材や資料の配布、宿題など提出物の回収も行うケースが多くあります。
下記の記事では、オンライン授業のやり方をご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
◆コロナ禍で増加したオンライン授業のやり方|授業別のポイントもご紹介
ここからは、「ライブ配信」「録画配信」それぞれの授業スタイルで必要なものをご紹介します。
2. ライブ配信のオンライン授業に必要なもの【教員・先生側】
ライブ配信のオンライン授業とは、先生側にカメラが付いたパソコンやスマートフォン、タブレットなどを設置し、授業をリアルタイムで配信するという方法です。
ライブ配信のオンライン授業に欠かせないものとしては、以下が挙げられます。
- スマートフォン・タブレット・パソコン(授業の配信のため)
- 配信ツール(Skype・Zoom・Teams)
- Wi-Fi・インターネット環境
スマートフォン・タブレット・パソコン(授業の配信のため)
ライブ配信のオンライン授業を行うには、授業を配信するための、Webカメラやマイクが付いているパソコンが必須です。パソコンにカメラやマイク機能がない場合には、それらを別途用意する必要がありますが、スマートフォンやタブレット端末であれば、大概どの機種にもWebカメラやマイクが内蔵されていますので、それを利用してもいいでしょう。画質は200万画素以上あれば、ホワイトボードなどの細かい文字も読み取れます。
ライブ配信の授業では、生徒からの質問を受け付けたり、生徒を指名して答えさせたりといったことが可能です。複数の生徒が参加している授業で、生徒全員の顔を画面に映し出す必要がある場合には、画面が大きいパソコンを用意することをおすすめします。
配信ツール(Skype・Zoom・Teams)
ライブ配信のオンライン授業には、Web会議システムなどの配信ツールが必要です。代表的なものとしては、SkypeやZoomが挙げられます。また、最近ではTeamsの利用も広まっています。
Skypeは会員登録済みのユーザー同士であれば、無料でビデオ通話が可能です。授業への参加者は自分が利用しているデバイスにSkypeのアプリをインストールし、アカウントを作成する必要があります。
Zoomは複数人の会議を想定して作られたサービスのため、大人数が参加するオンライン授業にはおすすめです。資料等を画面上に映し出して一斉に見られる「画面共有」や、図や文字を書いて説明する「ホワイトボード」などの機能も、オンライン授業をより充実させてくれます。Zoomの場合は、配信者から送られてくるURLをクリックすると無料で授業に参加でき、生徒は特に会員登録しなくてもよいのが便利です。
Teamsは、Micsosoftのサブスクリプションサービス「Office365」に初期導入されているWeb会議システムです。「Office365」の利用者同士、また招待されたユーザーが利用できます。大人数で参加できるため、大学などの講義にも向いています。
Wi-Fi・インターネット環境
オンライン授業を配信するには、インターネット環境も必要です。インターネットに接続できれば有線・無線の別を問いませんが、授業で板書をするなど、場所を移動することがあるならば、無線のほうがより利便性が高まります。
Wi-Fi利用にはプロバイダ業者とインターネット契約をした上で、Wi-Fi電波を飛ばす機器である無線ルーターを用意します。
学校や塾など、複数のクラスで同時にオンライン授業をする場合には、ある程度の回線容量がないと、配信の途中で中断したり音声が途切れたりする恐れがあります。料金なども変わりますので、業者に問い合わせ、環境に合わせて最適なものを選ぶようにしてください。
その他あると便利なもの
前述した3つ以外に、ライブ配信のオンライン授業を行う際にあると便利なものとして、以下のものが挙げられます。
- スマートフォン・タブレットの固定スタンド
- 照明
- ハンズフリーマイク付きイヤホン
- 書画カメラ、スキャナー
スマートフォンやタブレットを利用して授業の配信を行う場合、それらのデバイスを固定するためのスタンドがあると便利です。また、持ち運びできる照明があると、黒板に書いた文字や自分の顔を明るく照らすことができるため、生徒は見やすくなります。そして、ハンズフリーマイクが内蔵したイヤホンは、マイクを持たなくても自分の声をはっきり生徒に届けられます。また生徒が発言する声も聞き取りやすくなります。
さらに、書画カメラやスキャナーがあると、黒板に板書した内容以外にも、教科書や参考書などの資料を見やすく画面に映すことができます。
3. 録画配信のオンライン授業に必要なもの【教員・先生側】
録画配信のオンライン授業とは、あらかじめ撮影しておいた授業の動画を、配信ツールを使って生徒側に提供する方法です。録画配信のオンライン授業に欠かせないものとして、次のものが挙げられます。
- カメラ・パソコン(授業の撮影のため)
- 動画編集ソフト
- 配信ツール(YouTube・Microsoft Stream)
- Wi-Fi・インターネット環境
上記のほかに、ライブ配信のオンライン授業と同様にあると便利なものとして、スマートフォン・タブレットの固定スタンド、ビデオカメラを固定する三脚、照明などが挙げられます。ライブ配信とは違い、生徒とのやり取りは考慮しなくてよいため、ハンズフリーマイク付きイヤホンや、書画カメラなどを考慮する必要はありません。
カメラ・パソコン(授業の撮影のため)
授業動画を撮影するためのカメラは、ライブ配信の場合と同様に、パソコンやスマートフォン、タブレットなどに内蔵したカメラも使用が可能です。最初からパソコンやスマートフォンなど、動画編集が可能なデバイスで撮影すると、動画を取り込む手間が省けるという利点があります。
ただし、撮影の性能自体はやはり単体のビデオカメラにはかないませんので、画質などにもこだわりたい場合は、ビデオカメラを用意して撮影しましょう。
動画編集ソフト
撮影した動画は、そのまま配信しても構いませんが、不要な部分や補足を行うことで、生徒がより理解しやすい授業となるため、編集作業を行うとよいでしょう。そのために、動画編集ソフトが必要です。
動画に効果音を入れたり、書き込みをしたりなどの凝った演出を施したい場合は、有料の動画編集ソフトを購入する必要があります。しかし、動画の切り貼りなど簡単な作業だけでよい場合は、インターネット上の無料ソフトやアプリで十分です。
配信ツール(YouTube・Microsoft Stream)
撮影・編集した授業動画はサーバーにアップロードする方法の他に、YouTubeやMicrosoft Streamなどの動画共有プラットフォームを使って、公開する方法もあります。
YouTubeは、無料で動画を配信できる代表的なサイトです。Googleアカウントを取得すれば誰でも動画をアップロードでき、閲覧者を限定して配信することもできます。
Microsoft Streamは、「Office365」ユーザーであれば、動画をアップロードできます。
いずれも、アップロードした動画のURLを生徒に伝えて、アクセスしてもらうことで授業が見られるようになります。
Wi-Fi・インターネット環境
ライブ配信のオンライン授業と同様に、録画配信のオンライン授業でもインターネット環境は必要です。動画の撮影や編集自体はオフラインでできますが、動画をアップロードする際はインターネットを介して行います。
ただし、ライブ配信の時ほどの大容量は必要でないため、一般家庭用のインターネット回線でも十分です。オーバースペックになり過ぎないよう、最適なプロバイダを選ぶようにしてください。
4. オンライン授業に必要なもの【生徒・学生側】
ここからは、オンライン授業を受ける生徒・学生が用意すべきものお伝えします。オンライン授業を受ける生徒にアナウンスしましょう。
- パソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイス
- ヘッドセット、イヤホン
- ハンズフリーマイク
- インターネット環境・Wi-Fi
- スマートフォン・タブレットを置くスタンド
オンライン授業を受けるには、インターネット環境・Wi-Fiとパソコンなどのデバイスが必要なことは、教員・先生側と同じです。さらに、ヘッドセットやイヤホンがあると、集中して授業を受けることができます。ライブ配信のオンライン授業で生徒も発言の機会がある場合は、ハンズフリーマイクがあると便利でしょう。
また、スマートフォンやタブレットで授業を視聴する場合は、一定の角度を保つためのスタンドを用意することをおすすめします。無理な姿勢で長時間スマートフォンやタブレットを見ていると、視力低下や肩こりなどを引き起こしてしまいます。同様の理由から、自分の体に適した高さのデスクやチェアを用意できれば、学習環境をより快適にすることできます。
5. パソコン室・ラボ室でのオンライン授業に必要なもの【学校側】
プログラミング演習など、パソコンが設置されている教室(パソコン室・ラボ室)に生徒が集まりインターネットを介して授業が進められるものも広義では「オンライン授業」のひとつです。校内の教室で行なうため生徒側に必要な準備物はありませんが、学校側の施設には必要となるツールがあります。それは「授業支援ソフトウェア」です。
パソコン教室ですので、「パソコン」「インターネット環境」が整っていることを前提に、ここでは「授業支援ソフト」についてご紹介します。
対面でのオンライン授業に必要な授業支援ソフトとは?
パソコン室・ラボ室でのオンライン授業を行う際に最も考慮に入れるべきは「授業の管理」と「生徒へのフォロー」です。
プログラミング演習などの授業は教室全体で学びを進めていくため、教師は遅れている生徒がいないかどうか全員の画面を確認しながら授業を進めていく必要があります。そのため、授業支援ソフトが求められる機能に「全体の進捗把握」があります。
具体的にはこのような機能です。
●画面受信(教室の生徒端末の画面を教師の端末で表示する)
●画面送信(教師の端末の画面を生徒に配信する)
●リモートコントロールによる生徒の端末の制御(アクセスできるサイトを限定するなど)
●ファイルの一斉配布、データの回収
これらの機能は生徒が授業に集中することをサポートし、授業の効果を上げることができます。また、指導スピードの向上や端末操作の簡便化など、講師の負担軽減にもつながります。
6. 「NetSupport School(ネットサポート スクール)」は必要な機能を網羅
前述の、パソコン室・ラボ室でのオンライン授業をより便利に行うためのパッケージソフトとして、「NetSupport School(ネットサポート スクール)」をご紹介します。「NetSupport School」とは、リモートコントロールソフトの利点を駆使し、さまざまな形で授業支援を行うことができるソフトです。
生徒が授業に集中できる環境づくり
●複数生徒の端末画面を一覧でモニタリング
●キーボード・マウスのロック&画面ロック
●生徒端末のウェブアクセスを制御
授業の一括管理で全体把握とフォロー
●先生画面の一斉送信
●教材の配布、回収
●任意の生徒画面の配信
●リモートコントロール(電源On/Off、アプリケーションの起動、ログイン/ログアウト)
その他、NetSupport Schoolには、ZoomやTeamsなどのWeb会議ツールにはない優れた機能が多数あります。詳細は「NetSupport School 他社製品との機能比較」でご案内していますのでご参考ください。
NetSupport Schoolを活用したオンライン授業の費用試算
授業支援ソフトの導入には費用が気になる方も多いと思います。
一般的なパソコンのリース期間が5年間ですので、同じ期間NetSupport Schoolを利用してオンライン授業を実施したと想定した場合にかかるコストをご紹介します。
例えば、生徒用のパソコンが40台ある教室の場合には、5年間で合計283,443円となります。
詳細な計算式は「オンオンライン授業の費用試算」でご案内していますが、1年あたり6万円以下、生徒のパソコン1台が1年当たり1,500円以下のコストで導入ができます。
NetSupport Schoolはインストールすればすぐに使える「ライセンス購入型」です。サーバーなど追加の機器が不要なこともメリットで、総合的な費用を抑えることができます。しかも、オンライン授業の運営に過不足のない豊富な機能が揃っています。
対面でのオンライン授業や、新しい授業スタイルに課題を感じている方は、NetSupport Schoolの導入をご検討ください。製品版と同じ機能が30日間無料でお試しいただける「無料体験版」をご活用いただき、使い勝手の良さをぜひ実感していただきたいです。
(本ページは2021年5月17日のコラムに加筆修正を加えて公開しています。)
製品版と同じ機能を30日間自由にお試しいただける「無料体験版」を公開しています。
お気軽にダウンロードしていただき、設定や操作方法をご確認ください。
Mac、Chrome、iOS/Androidのリモートコントロール・授業支援ページを公開しました。
Mac、Chrome、iOS/Androidのリモートコントロール・授業支援ページを公開しました。
遠隔操作(リモートコントロール) ソフトウェア「NetSupport Manager」、授業支援ソフトウェア「NetSupport School」はともにマルチプラットフォームに対応していることが特長の一つです。
Mac・Chrome・モバイル(Android/iOS)それぞれの機能や使い方をご案内するページを公開しました。ソフトウェア導入検討の際にはぜひご参考ください。
NetSupport Manager
NetSupport School
CBT化に向けた学習環境の構築方法とは?
ICT教育の現状と課題も併せて紹介!
CBT化に向けた学習環境の構築方法とは?
ICT教育の現状と課題も併せて紹介!
公開日:2023/03/03 更新日:2024/02/06
全国学力テストのCBT化が2024年から順次進められると決まり、教育現場ではICT教育に対応できる環境を整える必要がでてきました。しかし、紙媒体から急にCBT化を進めるとなると、不安に思う方も多くいるでしょう。
そこで今回は、今後ICTに対応する学習環境を整えたいと考えている方に向けて、ICT教育とCBT化の現状やCBT化の課題、ICT教育に対応した学習環境の整え方をまとめました。
- 「CBT化はどこまで進んでいるの?」
- 「ICT教育のメリットはなに?」
- 「ICT教育に対応するにはどうすればいいの?」
このような不安をお持ちの方が悩みを解決できるヒントを得られるとともに、ICTを取り入れるメリットもお話しするので、ぜひ参考にしてください。
1. ICT教育とCBT化とは何なのか
『ICT教育』や『CBT化』といった言葉が、近年教育関連の業界でよく話題にあがります。
では、具体的に『ICT教育』と『CBT化』とはどのような内容なのでしょうか。
それぞれ解説していきます。
ICT教育とは?
ICTは情報通信技術を指し、インターネットを利用したサービスなどの総称です。
そのICTを利用しデジタル化した教育方法を、ICT教育といいます。
今までは教科書やノートといった紙媒体での授業が主流でしたが、ICT教育ではそれらと併せてパソコンやタブレットでの授業を行います。
ICTがなぜ教育現場に必要とされているかというと、情報通信技術を教育に取り入れると、子どもの情報活用能力を育成することにつながるからです。
たとえば、基本的なタイピング力が身に付くと社会に出てからも仕事のスピードが早くなります。それ以外にもExcelやWordなどを勉強すれば、WEB関連の職場に就きやすくなります。
社会は、グローバル化の進展や目覚ましい技術の発達によって常に変化をともないます。そのため、未成年のうちから情報機器に触れさせ、将来困らないようにする必要があるのです。
CBT化とは?
CBT(Computer Based Testing)とは、パソコンやタブレットを使用して出題や回答を行うテスト手法を指します。
ペーパー型のテストでは写真や文章での出題が基本ですが、CBTでは音声や動画を使用した出題形式が可能です。このような特性を活かして、語学試験での音声リスニングテストやプログラミング試験での動画出題などが実施されています。
また、問題や回答内容をデータとして保存できるのも特徴です。
紙で保管しておくと莫大な量になりますが、CBTではデータとしてコンパクトに保管できます。
採点や成績処理もデジタル化すると、コストの削減と効率化が見込めます。
CBT化が進む根本にはICTがある
前述したように、ICT教育とは情報通信技術を教育に取り入れることです。
例えば、実際にICT教育を行っている小学校では、下記のような教育方法を行っています。
- 習字の授業で、筆の正しい使い方を動画で見せ、視覚的アプローチを行う
- 国語の授業で、一人ひとり物語を書き、その物語の動画を作成す
- 算数の授業で、タブレットに生徒が図形を書き、ほかの生徒に共有して教材として使う
授業のなかにICTを取り入れることで、紙媒体での授業では伸ばせなかった能力を伸ばすことができます。
そして、授業の延長線上にあるのがテストです。授業にICTを取り入れると、必然的にCBT化が進みます。動画や音声を使用した授業を行っているため、テストでも取り入れる必要があるからです。
2. ICT教育とCBT化の現状
ICT教育が教育現場に広がってきていることをご紹介してきましたが、実際にはどの程度浸透しているのでしょうか。
現時点では、以下の有名な資格試験で採用されていますが、日本でCBT化が進んでいるのはまだまだ一部の試験のみのようです。
- TOEIC:英語コミュニケーション能力を評価する世界共通のテスト
- TOEFL:母国語が英語ではない方の英語力を判定するためのテスト
- 英検CBT:スピーキング、ライティング、リスニング、リーディングの4つの技能を判定する代表的な英語検定試験
- GMAT:経営大学院へ入学を希望している方に向けて行われる入学適正テスト
- SPI:企業が就職希望者を採用か判断するために、本人の人となりや能力を知るための適性検査
- 米国公認管理会計士試験:米国公認管理会計士の資格試験
- 外務員資格試験:国家資格である外務員の資格試験
日本の資格試験でCBTはまだまだ浸透の余地があるのが現状ですが、文部科学省は2024年から徐々に全国学力テストをCBT化していくと発表しました。
CBT化のあゆみ
全国学力テストでのCBT化は、2020年より約100校で試行を繰り返したうえで実施に至っています。
全国学力テストは、幅広い学年の子どもたちが受ける大きな試験であるため、機器の準備や使用方法の熟達度を考慮して2025年までに全国でCBT化するようです。
これにより、あらゆる教育現場でICTに対応した学習環境を整える必要性が出てきました。
海外では、中学・高校の一般的な学力テストでもCBTが採用されています。そのため、日本でも近い将来日常的に行うテストもCBT化されるのではないでしょうか。
3. CBT試験対応の今後の予測
現時点では、中学・高校・大学の入学試験でCBT化が進んでいる事例は聞こえてきませんが、CBTが導入されるのも時間の問題だといえます。
入学試験を受ける生徒のなかには、地方からわざわざ新幹線に乗って都内まで来て、試験のために数日前からホテルに泊まるケースも少なくありません。しかし、どう考えても近隣に住んでいる生徒と環境が違い、アンフェアだといえるでしょう。
しかも、体調が悪かったり天候が悪かったりして試験時間に間に合わなかった場合、いかなる理由でも不合格となってしまいます。生徒に非がないのにもかかわらず不合格となるのは、非常に理不尽です。
近年では、「大学入試のコロナ対策」が話題に上がったのも記憶に新しいのではないでしょうか。
そのような問題の解決策として挙げられているのが、入学試験のCBT化です。
実際に河合塾・駿台予備学校・atama plus社ではCBTによる試験の模擬テストが行われています。
コロナの影響もあり、1つの場所に大勢が集まる機会は今後も少なくなる傾向にあります。
あらゆる試験において、CBT化が進むのは当然の帰結と考えられます。
【事例】全国一斉テストのCBT化対応
NetSupport Schoolを活用し、全国一斉テストのCBT化にそなえた高等専門学校の事例をご紹介します。
パソコン教室を統合したり、教員画面を共有したりと「授業のクオリティを向上させる」ことが大きな目的でした。導入後はコロナをきっかけとしたBYODの促進、全国一斉テストのCBT対策など、変化する授業形式への対応にご活用をいただいています。ソフトウェアの活用を通して学生の学びを継続して促進されていることに加え、教員の方から使い勝手に関する良い評価もいただいております。
導入事例:「演習授業の教室でNetSupport Schoolを活用 全国一斉テストのCBT対応など変化する授業形式に対応」
4. ICT教育とCBT化の課題
ICT教育は今後日本でも広まっていくと考えられていますが、良い点ばかりではありません。
ICT教育とCBT化には3つの大きな課題があります。
まず1つ目は、ICT機器の準備にかかる手間とコストです。
これまでの授業でパソコンやタブレットを使う場合は、1人1台用意せずとも問題はありませんが、CBTが導入されると1人1台端末を用意する必要があります。
1人あたり最大4.5万円ほどの費用がかかるため、多くの生徒を抱える学校ではかなりの費用負担が発生します。
また、機器の保管や故障の際の修理対応など、教員の作業負担が増えます。
機器に弱い教員であれば対応する際に時間を要するので、労働時間にも影響を及ぼすでしょう。
2つ目は、生徒のタイピングの速さが解答にも影響する点です。
CBT化が進むと、テストの回答を入力するのはパソコンやタブレットのキーボードを使用して行います。
普段からパソコンやタブレットを日常的に使用している生徒はキーボードを打つのが速いですが、慣れていない生徒は打つだけでかなり時間を要します。
筆記に比べて、タイピングは個々の技術力の差が生まれやすいので、回答とは関係ない部分で合否が決定されてしまう可能性があるのです。
また、タイピング以外にも、そもそもの機器の利用方法をしっかり理解しているか否かで回答スピードに差がついてしまいます。
本当の実力を発揮できない生徒がでてこないように、対策を練らなくてはなりません。
3つ目は、CBT化によって公正なテスト環境が整えられない可能性がある点です。
CBT化には時間や場所にとらわれずにテストを行えるといったメリットがありますが、試験監督や教員がいない場所でのテストとなると、公正なテストができない可能性があります。
生徒一人ひとりがどのような状況で受けているのか、監督する方法を考えなくてはいけません。
5. ICTに対応する学習環境の整え方
ICT教育が広まっていくとともに、生徒や教師のネットに対する知識や技術の差が生まれやすいのが現状です。CBT化において個人の学力が正当に評価されないという問題にもつながるので早急な対処が必要です
そのような問題を解決するためには、誰でも使いやすい便利なソフトを導入するといいでしょう。
株式会社ワイドテックが提供している「NetSupport School」は、ICTに対応する学習環境をサポートする授業支援ソフトウェアです。
NetSupport Schoolには以下のような機能が備わっています。
先生側の主な機能
機能名 | 内容 |
---|---|
画面共有機能 | ・生徒たちのパソコン画面を一覧で表示 ・先生の画面を生徒たちに一斉配信 ・先生と生徒の画面の配信や録画 |
リモートコントロール機能 | ・生徒の端末を一斉にON・OFF、再起動 ・生徒の端末のログイン・ログアウト ・ウェブサイトのアクセス制限 ・ウェブサイトやアプリをリモートで起動 |
ファイル管理機能 | ・ファイルの一斉配布、データの回収 ・ファイルやフォルダのコピー・消去 ・ファイルの共有 |
進行サポート機能 | ・生徒の出席確認 ・生徒たちに一斉メッセージ配信 ・アンケート機能 ・ホワイトボード(ペン・画像・図形使用可能) |
生徒側の主な機能
機能名 | 内容 |
---|---|
ヘルプ機能 | ・生徒から先生にむけてヘルプを送れる |
接続承認機能 | ・先生からの接続を承認制にする |
CBT化の課題である公正なテスト環境の構築のために、リモートコントロール機能を活用できます。
生徒がテスト中に別のサイトを閲覧しないように制御できるため、公正な環境を整えられるのです。
また、ライセンス費用は1ユーザーあたり3,548円(税込)となっています。ライセンスは買い切り型で、一度購入すれば永続利用することができます。他社と比べても各段に費用がかからないので、コストを気にしている方におすすめのソフトウェアです。
ZoomやTeamsとはここが違う!パソコン室・ラボ室・演習室といったリアルな教室での授業を支援する機能が豊富であることが特長の「NetSupport School」。国内他社のリアル教室での授業支援ソフトとの機能比較はこちらからぜひご覧ください。
リモートコントロールに優れた「NetSupport School」と他社製品の機能比較
6. 【まとめ】学習環境の改善のために便利なソフトを導入してみよう!
ICT教育は、日本でも今後必ず広まっていく教育方針です。
そのなかでもCBT化は公的なテストで利用されつつあるので、教育現場では対応できる学習環境を整えなくてはいけません。
CBT化の課題として、個人個人の技術力の差と、公正な学習環境を確保できるかという大きな課題があります。この課題を解決するためには、便利な授業支援ソフトを利用するのが効率的です。
NetSupport Schoolは、ICT教育のさまざまな課題を解決するためのサービスを提供しており、誰でも簡単に使用できるのが魅力です。
ICT教育やCBT化に不安をお持ちの方は、ぜひNetSupport Schoolの導入をご検討ください。
NetSupport School 30日間無料体験版のダウンロードはこちら
7. ICTの導入にまつわるQ&A
Q.ICTやCBTに対して不安感を抱いている教員に対してどのように配慮すべきか。
A.どんなに簡単な仕事でも、不安や苦手意識を持っている方にとっては大きなストレスがかかります。
何が不安なのか話を聞いて寄り添い、改善策を一緒に考えてあげるようにしましょう。
Q.ネットトラブルに関する保護者の不安にどのように対応すべきか。
A.ネットトラブルに対してどのように対処しているのか、事前に保護者と確認する機会を設けるといいでしょう。共通理解を図ると、不安を取り除くことができます。
製品版と同じ機能を30日間自由にお試しいただける「無料体験版」を公開しています。
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NetSupport ManagerV12.8とV14の接続方法/トラブルシューティング
NetSupport ManagerV12.8とV14の接続方法/トラブルシューティング
公開日:2023/02/28 更新日:2024/02/06
旧バージョンとの互換性は接続方法など条件によって異なっております。
このページでは、お問い合わせを頻繁にいただくNetSupport ManagerV12.8とV14の接続についてご案内いたします。
<ご案内する接続ケース>
・クライアント・・・V12.8(ライセンスを購入)
・コントローラー・・・V14(無料お試し版)
このケースでは接続方法(LAN接続・ゲートウェイ接続)によって対応が異なります。
1.LAN接続の場合
クライアントへの TCP 接続のトラブルシューティング方法
TCP を使用して直接 LAN/WAN 経由でコントロールからクライアント マシンに接続しようとすると、「クライアントが応答しないという 1704 エラー」が表示される場合があります。
これは、2 台のマシン間に通信の問題があることを意味します。クライアントとコントロールが相互に通信できるかどうかを診断する必要があります。コントロールからクライアントマシンへの2つのテストを実行することをお勧めします。
1-1: pingテストの実行
1-2:PowerShell Test-NetConnection.コマンドで確認
1-1: ping テストの実行
コントロールマシンで、コマンドウィンドウを管理者として実行し、ping に続けて通信先のマシンのIPアドレスを入力します。
たとえば、ping 10.20.10.38
コントロール マシンからクライアントに送信されたパケットが受信されているかどうかを知らせる応答を受け取ります。ping が成功すると、すべてのパケットが受信されたことが示されます。これが失敗した場合、これは、解決する必要があるコントロールとクライアントマシン間に接続の問題があることを示唆しています。
1-2: PowerShell Test-NetConnection. コマンドで確認
PowerShell を使用してポートが使用可能かどうかをテストします。クライアントがリッスンしているポートが開いているかどうかを確認するには、PowerShell のTest-NetConnection コマンドを使用できます。
PowerShell を開き、Test-NetConnection -ComputerName -Portの後に、クライアントがリッスンしているマシンの IP アドレスとポートを入力します。
Test-NetConnection -ComputerName 10.20.10.38 -Port 5405
接続が成功すると、「TCPTestSucceeded: True」と表示されます。
上記が失敗した場合、クライアントがポート5405で使用できないことが確認されます。これの一般的な理由は、次のいずれかに関連している可能性があります。
– ポートをブロックしているファイアウォール
– クライアントが実行されていない
– クライアントが別のポートで実行するように構成されている
2.ゲートウェイ接続の場合
ゲートウェイクライアント接続のトラブルシューティング
インストール後にNetSupport Managerクライアントがゲートウェイ (NetSupport 接続サーバー) に接続できない場合、これらの問題をトラブルシューティングするために実行できるいくつかの手順があります。
ゲートウェイがクライアントマシンと同じローカルネットワーク上で内部的にホストされている場合、またはゲートウェイを使用してリモートネットワーク上の外部クライアントが接続できるようにする場合の両方のシナリオで、同じ手順に従うことができます。このページの例では、公開ゲートウェイを使用しています。
注: クライアント構成でゲートウェイ接続の詳細を既に構成していることを前提としています。
Gateway のトラブルシューティング
Gatewayに現在接続されているクライアントを確認するには、システムトレイのGateway Serverアイコンを右クリックし、 [開く]を選択します。
NetSupport Connectivity Serverコンソールが表示され、現在接続されているクライアントが [クライアント] タブに一覧表示されます。
クライアントがゲートウェイに接続していない場合、接続する必要がある場合は、次の点を確認できます。
2-1:ゲートウェイ ログ ファイル
ゲートウェイサーバーは、ゲートウェイに対して行われたすべてのクライアント接続のログファイルを保持します。GatewayログファイルはGW00x.logという名前で、サーバーマシンのC:\Program Files (x86)\Common Files\NSL\Connectivity Serverに保存されます。ログファイルが特定のサイズに達すると、新しいログファイルが作成されます。必ず最新のファイルを開いてください。
クライアントがゲートウェイに接続できたが、ゲートウェイが何らかの理由で接続を拒否した場合、クライアントPC名に対してこのファイルに記録されます。クライアントPC名が記載されていない場合は、クライアントがサーバーに接続していないことを示します。
2-2:ゲートウェイ テスト ページ
ソフトウェア内にゲートウェイテストページがあり、マシンがゲートウェイと通信できるかどうかを確認するために使用できます。これをテストするには、ゲートウェイに接続していないクライアントマシンでWebブラウザを開き、次のアドレスに移動します。
http://8.8.8.8:443/testpage.htm
注: 上記のURLの「8.8.8.8:443」セクションは一例であり、ゲートウェイサーバーがリッスンするように構成されているIPアドレス/ホスト名とポートに一致するようにこれを変更する必要があります。
接続に成功すると、次のページが表示されます。
クライアントマシンから上記のURLにアクセスできない場合は、マシンが指定されたアドレス/ポートでサーバーとの通信に問題があることを示しています。
2-3:PowerShell Test-NetConnection テスト
上記のテストページにアクセスできない場合は、サーバーがリッスンするように構成したポートで、ゲートウェイサーバーコンピューターに対して PowerShell Test-NetConnectionテストを実行できます。これにより、クライアントマシンがこのポートでサーバーと通信できるかどうかが確認されます。
クライアントマシンからPowerShellを開き、Test-NetConnection -ComputerNameに続けてゲートウェイマシンのIPアドレス、-Port 、ゲートウェイがリッスンしているポートを入力します。
たとえば、Test-NetConnection -ComputerName 10.20.0.128 -Port 443
上記のコマンドは一例であり、ゲートウェイサーバーに合わせてIPアドレスとポートを変更する必要があります。
接続が成功すると、「TCPTestSuceded: True」と表示されます。
Test-NetConnectionテストで応答を受信できない場合は、ゲートウェイ サーバーのポートを何かがブロックしている可能性があることを示しています。Test-NetConnection True応答を受信できるが、ゲートウェイ テスト ページにアクセスできない場合は、別のサードパーティプログラムが指定されたポートを使用していることを示している可能性があります。
NetSupportのサポート提供対象は最新バージョンを原則としており、異なるバージョン間の接続については動作保証を行っていないため、無料バージョンアップ権が付帯する「年間保守」(1ライセンスあたり最大1,060円/年)のご契約をお勧めしています。
年間保守契約については、こちらでご案内しています。
※年間保守をご契約されていないか終了されている場合、再契約を行うことでバージョンアップ権を取得することができます。再契約についてはお問い合わせください。
本ページは、NetSupport本社が提供している情報を元に公開しております。それぞれ、以下のページでご覧いただけます。
How to troubleshoot TCP connections to a Client (#1704)
Troubleshooting NetSupport Manager Gateway Client connections
製品版と同じ機能を30日間自由にお試しいただける「無料体験版」を公開しています。
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2023年2月のWebセミナー「NetSupport Manager」「NetSupport School」
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お客様の声を公開しました(株式会社エヌ・ティ・エス 様)
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NetSupport School「対応環境/マルチプラットフォーム」情報のアップデートを行いました。
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NetSupport Manager「対応環境/マルチプラットフォーム」情報のアップデートを行いました。
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年末年始における営業および休業期間についてのお知らせ(2023年)
年末年始における営業および休業期間についてのお知らせ(2023年)
平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
年末年始における弊社の営業および休業期間につきまして、下記の通りご案内いたします。
年末年始の営業および休業期間
年末営業 | 2022年 12月28日(水)まで通常業務 |
休 業 | 2022年 12月29日(木)~ 2023年 1月 3日(火)まで |
年始営業 | 2023年 1月 4日(水)より通常業務 |
ご注文の受付
年 末 | 2022年 12月21日(水)17:00まで |
年 始 | 2023年 1月 4日(水)10:00より |
※2022年 12月21日(水)17:00までに受付したご注文は、2022年12月28日までにライセンス証書を発行出来ます。
※メールでのお問い合わせにつきましては随時お受けいたしますが、弊社からの回答が、2023年 1月 4日以降となります旨、予めご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
休業期間中につきましては、ご不便をおかけし誠に恐縮でございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。